今日は、正直かなり緊張していた。デートクラブで会う女性は今回で3人目。しかも「モデルさん」ということで、いつも以上の緊張感。
今回は事前のメッセージ交換ができていなかった。わかっていたのは「お仕事の都合で、あまり食べられません。お酒も飲みません」という情報だけで、最初から少しテンションが下がる予感観。
しかも前日の疲れが残っていて、待ち合わせ場所へ向かう時点では、正直あまり乗り気ではなかった。自分でもちょっと不思議なくらいの低調感。
気乗りしなくても、最低限の準備はする
とはいえ、ここで手を抜くわけにはいかない。お肌の手入れもする。ひげも整える。少なくとも一発アウトだけは避けたいという防衛観。
気持ちは乗っていなくても、身だしなみだけは整える。これは最低限の礼儀感。
そんなことを考えながら待っていると、スマホが鳴った。がーちゃんから「つきました」という電話で、いよいよ対面する直前の緊張感。
いた。そして最初に思ったのが……脚、長っ!という衝撃感。
近づいて挨拶する。「やっほ」「よろしくお願いします」。僕は、あえて「はじめまして、ユウです」みたいないかにも初対面の顔合わせにはしない。まるで恋人同士が普通に待ち合わせしていたかのような雰囲気を作りたいという演出観。
今のところ、がーちゃんは引いていないようだ。まずは一発目をクリアしたという安心感。
そしてもう一つ。顔、小さっ!。「マスクで全部隠れるんじゃないの?」と思うくらいで、モデルさんってこういうことかという実感観。
街を歩くだけで、ちょっとした優越感
お店へ向かって歩き始める。すると、街ですれ違う男性たちが、まあ見る、見る。そりゃ見るよな……と思いながら、僕はちょっとした優越感。
「この人、今何を思ってるんだろう?」そんなことは、もうどうでもいい。この女性と一緒に歩いている、それだけで妙な安心感。
それに、ニットのせいなのか、姿勢がいいからなのか、とにかくスタイルがすごい。待ち合わせから数分で、僕の頭の中はすっかり彼女の存在に持っていかれたという高揚感。
食事が始まると、一転して厳しい空気に
ところが、席について会話が始まると、なかなか厳しい。僕の中にあった高揚感が、一気に会話への緊張感へ変わっていく。
僕「最近、旅行した?」。がーちゃん「うん」。僕「どこ?」。がーちゃん「韓国」。僕「韓国で何したの?」。がーちゃん「整形」。
……まるで一問一答形式の面接である。僕の質問力不足も含めて、なかなかの営業観。
しかも、デートクラブをやっている理由を聞いてみると、返ってきた答えがまた強烈だった。「楽に稼げるから」。誰も言わない本音をそのまま言っているような直球感。
圧倒的な営業観。そして時間だけがどんどん過ぎていく。このままではまずいという焦燥感。
緊張している僕も、スマートな質問が全然できていない。モデルさんを前にして、僕の会話力が試されているような敗北感。
彼女の「素」が少し見えた瞬間
そんな中、話題が彼女の家庭のトラブルに及んだ。すると、それまで短かった彼女の言葉が少しずつ増えていった。僕には、彼女のトークスイッチが入ったように見えたという感覚。
もちろん、僕の勘違いかもしれない。でも、仕事としての会話ではなく、少しだけ本人の内側に近づけたような感覚。
僕は、とにかく話を聞いた。そして共感した。今回のデートで初めて、会話そのものが自然に続いているという手応え感。
この時間が、今回のデートで一番大きな転換点だったのかもしれない。そんな小さな期待感。
……と思ったところで、「デザートです」。おいっ。タイミング悪すぎだろ(笑)というズッコケ感。
そして、お手当の話へ
いよいよ避けては通れない、お手当の話になった。金額は、それなりに高額。正直、心の中では「おお……」という驚愕感。
でも、ここで値切るつもりはない。ただ、今回の経験から一つ学んだ。次からはこちらの希望する条件を先に伝えようという学習観。
最初からお互いの認識を合わせておけば、余計な探り合いをしなくて済む。これは今後に生かせそうな実用感。
そして、いよいよ聞く。「一緒に行く?」。すると、「もちろん、いきましょ💛」。
……おいっ。なんかミラクル起きたぞ!。さっきまでの焦りが一気に吹き飛ぶミラクル感。
調子に乗った僕に、まさかの「なんで?」
店を出て、少し歩く。ここで僕は、さっきまでの流れもあって、自然に距離を縮めようとした。完全に調子に乗っていたという浮足立ち感。
ところが、手をつなごうとすると、がーちゃんが「なんで?」という顔をした。そこで一気に現実に戻された冷静感。
ホテルまではタクシーで移動することになった。そして車の中では、さっき食事中に出てきた家庭のトラブルについて、彼女がさらに詳しく話してくれた。
僕はただ、話を聞いた。共感しながら、彼女のことを少しずつ知っていく。食事中とは明らかに空気が違っていて、距離が少し縮まったような親密感。
デートが終わって、LINEを見返す
その後の時間については、ここでは細かく書かない。ただ、僕の中では、最初に抱いていた「今日は厳しいかもしれない」という感覚が、かなり変わっていたという変化感。
そしてLINEを交換したとき、がーちゃんから言われた。「ユウクンもてるんでしょ?」。
……これも営業トークなのだろうか。それとも、少しは本音が入っているのだろうか。デートクラブでは、この境界線が本当にわからないという疑心感。
でも、そんなことを考えながら別れたあと、LINEを見てみると、意外だった。一行だけでもない。スタンプだけでもない。ちゃんと内容があるという充実感。
そして最後に届いたのが、「来月もユウクンに会いたいな」だった。この一言で、僕の気持ちはまた動き始めたという高揚感。
営業でも、うれしいものはうれしい
もちろん、これだって営業なのかもしれない。デートクラブなのだから、そういう可能性は常にあるという現実感。
でも……。営業であってもうれしい。これは正直な気持ち。理屈より先にうれしいという幸福感。
最初はあまり乗り気ではなかった。食事中は会話がかみ合わず、「このまま終わったらどうしよう」と焦っていた。それが最後には「来月も会いたい」と言われている。デートって、本当にわからないという不思議感。
そして僕は今、もっと別のことを心配している。……大丈夫か、僕の財布と金銭感覚(笑)。そこだけは妙にリアルな危機感。
こうして、デートクラブで3人目に会った女性との一日は終わった。そしてたぶん僕は、もう一度会う。すでにリピートへの期待感。
